【クアラルンプール交通トラブル】LRTが突然の運休?20分で着くはずが90分になり‥

マレーシアの古都マラッカから、首都クアラルンプールへ。 旅は順調に進み、クアラルンプールの巨大バスターミナル「TBS(ターミナル・ベース・スパドゥ)」に到着しました。ここからはLRT(高架鉄道)に乗り換えて、1本で約20分。サクッと宿にチェックインして一息つくはずでした。

しかし、海外のローカル旅はそう簡単にはいかないものです。 今回は、電車1本で着くはずが「電車3本+代替バス1本」を乗り継ぎ、90分かけての大冒険になってしまったお話です。

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突然の車内アナウンスと同乗者たちの脱出

【世界一周 第5話】

LRTに乗り込み、三分の一くらい走ったところでした。 車内に、なんだか嫌な予感のするアナウンスが流れます。マレー語(または早口の英語)で内容ははっきりと聞き取れませんでしたが、周りの乗客たちがザワザワと一斉に降りていきます。

「ああ、なんかあったんだな」

私も流れに合わせてホームに降りました。この時はまだ気楽なもので、東京の丸の内線で「茗荷谷行き」に当たってしまったような感覚です。「次の電車を待って乗ればいいや」とベンチで構えていました。

「荻窪方面に戻っちゃうよ!」駅員さんとのゼスチャーゲーム

念のため、近くにいたセキュリティのお兄ちゃんに、スマホで宿の最寄り駅の画面を見せながら「ここに行くにはどうすれば?」と聞いてみました。

するとお兄ちゃん、向かい側のプラットフォームを指差して一言。 「おまえの電車はあっちだ」

「?? そっちって荻窪方面じゃん。新宿戻っちゃうよ(※心の声)」

怪訝な顔をしてお兄ちゃんを見つめ返しますが、彼は「あっちあっち!」と、まるでハエでも払うかのように向かいのホームを指図してきます。

半信半疑のまま、線路を渡って向かいのプラットフォームへ。 「ここは落ち着いて様子をみよう」と、最初に来た電車を1本見送りました。すると案の定、さっき来た方向(荻窪方面)へと戻っていきます。

向かいのホームを見ると、さっきのお兄ちゃんとバッチリ目が合いました。

私:「(ほら、やっぱ違ってない?!)」

お兄ちゃん:「(いや、そこで合ってるんだ。次の電車に乗れ!)」

線路を挟んで、言葉なきゼスチャーゲームが展開されます。そこまで自信満々に言うなら……と、次にホームに入ってきた電車に意を決して乗ってみました。

結果は……合ってました! 電車はちゃんと、行きたい方向(池袋方面)へと向かって走り出します。「お兄ちゃん、疑ってごめん!」と心の中で感謝しました。

試練は続く。「外に出てバスに乗れ!」

「よかった、これでようやく宿に着く」

そう安心したのも束の間、次の駅に到着した瞬間、またしても不吉な車内アナウンスが。そしてデジャヴのように、ゾロゾロと降りていく乗客たち。

近くにいた別のセキュリティのお兄ちゃんに、再びスマホ画面を見せて「ここに行きたいんだけど……」と尋ねると、今度は信じられない言葉が返ってきました。

「階段を降りて外に出ろ」

外?!ここは駅のホームですが……?

納得がいかず、一旦改札まで降りて路線図などを確認しましたが、どう見てもさっきのホームの方向で合っているはず。周りの乗客数人に声をかけてみましたが、みんな混乱しているのか的を射ない回答ばかりです。

埒が明かないので、チケットカウンターの中で忙しそうにパソコンを叩いているおっちゃんに、ガラス越しに「困ってるから助けてくれ!」と全力でアピール。

だいぶ待たされた後、しぶしぶ顔を出したおっちゃんは、私が口を開く前にこう言い放ちました。

「外に出てバスに乗れ!!」

外に出ると、確かに鉄道会社のロゴが入ったバスが待機しており、人々が吸い込まれるように乗り込んでいきます。

乗車口にいた小柄なおじさんに「この駅に行きたいのだが、このバスで大丈夫か?」と聞くと、「バスに一駅乗って、そこからまたトレイン(電車)だ。まあ乗りな!」とのこと。もうこれ以上抗うのはやめ、時代の流れならぬ「人の流れ」に身を任せることにしました。

電車1本20分が、90分の大冒険になった原因

あとから分かったことなのですが、どうやら路線の一部(一駅分だけ)が何らかの事情で不通になっていたようです。 そのため、鉄道会社は「不通区間の手前まで行って折り返し運転」をし、その使えない一駅分だけを「代替バス」でピストン輸送するという、なんとも力技な運用をしていました。

だから、最初のお兄ちゃんが言った「向かいのホームの電車(折り返し運転の電車)に乗れ」も、カウンターのおっちゃんが言った「外の代替バスに乗れ」も、すべて正解だったわけです。

結果として、「電車1本・20分」の予定が、「電車3本+バス1本・計90分」のハラハラ旅行記に変わってしまいました。

【旅の教訓】海外の交通トラブルを乗り切るために必要なこと

今回のトラブルを経て、改めて感じた海外ローカル旅を乗り切るための教訓を3つにまとめました。

1. 異変を感じたら「人に聞きまくる」

言葉が通じなくても、スマホの画面(Googleマップの目的地など)を見せながら「困っているオーラ」を出せば、誰かしらが道を指し示してくれます。たとえ塩対応されても、ガラス越しにアピールするガッツが大切です(笑)。

2. 配車アプリ「Grab」をバックアップに持っておく

今回はなんとか自力で辿り着きましたが、本当に疲れている時や、時間が迫っている時は、無理せずマレーシアの必須配車アプリ「Grab(グラブ)」でタクシーを呼ぶのが一番安全です。事前に日本でアプリをダウンロードし、クレジットカードを登録しておくことを強くおすすめします。

3. リアルタイムのネット環境(eSIM)は命綱

駅員に場所を聞くにも、代替ルートを調べるにも、スマホがネットに繋がっていることが大前提です。 私は海外旅行の際、物理SIMの入れ替えが不要な「eSIM」を愛用しています。事前に日本で購入しておけば、クアラルンプールに着いた瞬間から爆速でネットが使えるので、今回のような突発的なトラブル時にもパニックにならずに済みました。

私の愛用しているeSIMは、アプリで簡単に容量を買い足せるので世界一周のような長期旅にもぴったりです。 👉 【おすすめの海外eSIM「【Saily】」の詳細はこちら】

皆さんも、クアラルンプールのLRTに乗る際は、突然のアナウンスにご注意ください!

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